患者満足度の指標

患者満足度アンケート

分子・分母
 分子:患者満足度アンケートの総合評価で「満足している」「やや満足している」と回答した合計
 分母:患者満足度アンケートの総合評価に回答した総数
備考(除外項目等)
 入院・外来について算出
指標の説明
 患者満足度とは、「受けた医療に対してどのような点にどの程度満足できたかという患者の印象を表すもの」と定義され、病院改善の軸と位置づけられています。当院では患者中心の医療サービスを提供するため、患者満足度調査を利用したサービスの改善に取り組んでいます。具体的には、年に1度、病院入院患者・外来患者を対象に、それぞれ15項目、13項目について5段階評価で行います。その中に総合的評価項目として「全体的に満足している」との問いに対し「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた割合を指標としてみています。
考察
 2021年度と同様に期間を5日間に設定し、12月12日(月)~16日(金)に取り組みを実施しました。
 回収枚数は、外来は854件(昨年比92%)、病棟は56件(昨年比69%)と減少しています。
 患者満足度の評点は外来で8.0(昨年8.1)、病棟は7.4(昨年8.2)と大きく下降しました。外来で評価が改善した設問は4項目(言葉遣い”8.9(+0.1)、“笑顔で挨拶”8.1(+0.1)、“知り合いに紹介したいと思う”6.9(+0.1)、“全体的に満足している”8.0(+0.1))でした。低下したものも4項目で、“診察の待ち時間”6.6(-0.1)、“会計の待ち時間”7.3(-0.2)等となりました。
 外来については例年大きな変化はなく推移しています。一方入院では、多くの項目で満足低下が顕著にあらわれました。1ポイント以上低下した設問が4つ、0.5ポイント以上が4つと著しく悪化し、説明や案内に関わる設問で低下がより顕著です。入院に関しては一歩踏み込んだ調査が必要と思われます。