患者支援の指標

①生活保護相談件数 ②無保険相談件数 ③資格証明書相談件数 ④短期保険証相談件数

指標の説明
医療福祉相談室では、経済的問題により受診出来ないということがないよう、制度の活用を促し、問題解決の相談をしています。経済的相談のうち国保短期保険証、国保資格証明書、無保険、生活保護の相談件数の4項目を質の指標としています。これらは、社会の情勢や地域の特性を反映し、民医連の人権を守る医療実践の指標と言えます。
考察
倉敷市では国民健康保険の保険料未納者などに対して、短期保険証や資格証明書が発行されています。資格証明書での受診は窓口負担が10割負担となり、経済的問題を抱える人の受療権の侵害になりかねません。一方短期保険証は3割負担の正規の保険証が発行されるため、受診の妨げになりにくいこと、職員が気付かず相談につながりにくいことより、相談件数は0件が続いています。
2020年度は資格証明書の方の相談が3件、無保険の方からの相談も3件ありました。生活保護の相談は30名でした。
当院では、経済的な事由で医療機関の受診をためらわれている方の受診の機会を少しでも広げたいと考え、2019年4月より無料低額診療事業を開始しました。2020年度の新規相談者は30 名、そのうち15名が申請され、13名が承認されています。
経済的理由での受診抑制による病状悪化や手遅れになることがないよう、無料低額診療事業をさらに地域に知らせていく活動を継続していきます。

カルテ開示数

備考(除外項目等)
患者・家族から申請・同意があって、当院の規程に基づき閲覧・複写など対応したもの。
指標の説明
カルテ開示の基本的な意義は知る権利の保障です。医療についてより詳しい説明を聞きたい等の要望については相談窓口を設置し、診療記録の閲覧や病状説明を行い患者さんとの診療情報の共有をはかり、円滑で良質な医療を提供できるよう推進しています。この指標は、それらの実践として示しています。
考察
診療情報の提供とは、診療の過程で得られた患者の身体状況、病状、治療の情報を提供することをいいます。日常的な診療の中で病状や治療について説明し、必要な説明文書を交付し情報提供を行うことを原則としていますが、ご本人の申し出がある場合には別途時間を設けて診療内容の説明や診療記録等のコピー(「カルテ開示」)を行っています。
2020年度は22件の開示が行われ、継続して一定数の開示を実施しています。