手術の指標
予定手術開始前1時間以内の予防抗菌剤投与割合

- 分子・分母
- 分子:執刀前1時間以内に予防抗菌剤を投与した数
分母:クラス2以下入院手術数(CDCによる清浄度が清潔および準清潔手術) - 指標の説明
- 手術部位感染(SSI)を予防する対策の一つとして、手術前後の抗菌剤投与があります。手術執刀開始の一時間以内に適切な抗菌剤を静注射することでSSIを予防することがガイドラインで推奨されています。
- 指標の種類
- プロセス
- 考察
- 予定手術開始前1時間以内の予防抗菌剤投与については、2011年から取り組みを開始し、手順等の整備が進み、ほぼ定着したと考え、2016年度からは測定を終了していました。
2021年病院機能評価更新のため、2020年度の測定を実施したところ、1件の逸脱事例があり、2021年度から再度測定を開始しました。
2021年度は1件逸脱が発生しています。これについては、主治医の判断を待った結果であり、基本的には全例指示通り実施出来ていたと言えます。術前の予防的抗菌薬投与については、長い年月をかけ定着することが出来ています。