看護師ブログ

JSSCR学会参加

お知らせ
2024.02.13
第41回 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会総会に参加しました。
連休中に港町横浜での開催、晴天にも恵まれて多くの参加者で賑わっていました。

学会では様々な講演を聴講しました。
その中で一番、心に残ったのが、

「がん患者として、オストメイトとして実践する私の看護」

というタイトルの講演でした。

大学病院で勤務されている、現役バリバリの女性看護師の方が、
ある日突然、ステージⅣの癌告知を受けて、そしてストーマ造設術を受ける事になります。
術後にリハビリや抗がん剤治療を受けて、社会復帰するまでの経過を、詳細に語られていました。

「家族への想い」「仕事への想い」「患者や仲間への想い」
そして、初めて自分に向ける「死の意識」

様々な葛藤を抱き、苦しみながら、
それでも「看護師」であろうとする、
彼女の生き方に感動しました。

講演後、鳴りやまぬ拍手に包まれた、
彼女の姿は、凛々しく、崇高でした。

現在は治療を続けながら、自身の経験を「看護」に活かして、臨床現場に立ち続けて活躍されています。
多くの方が、彼女に勇気づけられている事でしょう。

私は多くの事を学び、そして看護師として働く事への勇気を頂きました。
参加してホントに良かったと思える学会でした。

看護部 平良