倉敷医療生活協同組合 水島協同病院 オフィシャルサイト

吸入薬について 上手に使ってぜんそくコントロール

  喘息に使う薬で重要な薬の一つに吸入薬があります。 吸入薬の特徴としては、肺や気管支で直接働くので良く効き、 内服薬や注射薬に比べて副作用が出にくいことです。
  作用は大きく分けて2種類で、肺の炎症を抑える (悪くなっている部分に働く) 薬と、 気管を拡げて呼吸をしやすくする薬です。 前者はステロイド薬、後者は気管支拡張薬と呼ばれる薬です。
  ステロイドの吸入は毎日行うことが重要です。 毎日行うことで喘息発作を予防したり、発作が重篤になるのを防ぎます。   気管支拡張薬には毎日吸入する薬と発作時に吸入する薬があります。 この違いは作用時間の違いです。 毎日吸入するものは、効くまでに時間がかかりますが、 12時間以上効果が持続します。 一方、発作時に使用する薬は、5分位で効果が出ますが、3~4時間しか持続しません。 しんどい時に助けてくれる発作時の吸入薬の方が良く効くと思いがちですが、 実際は毎日行う吸入で発作を予防することが重要です。 発作時の吸入薬の使用回数が少ないほど、 喘息がうまくコントロールできているといっても過言ではありません。 調子が良いと思う時でも毎日する吸入はしっかり行ってください。
  また吸入後は忘れずうがいを行ってください。 (現在ではステロイドと気管支拡張薬の合剤もあり、 吸入も行いやすいような工夫がなされてきています。) 吸入薬は医師の指示に従って正しく行ってください。

(薬剤部 大地和樹)