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塗り薬について 薬で違う塗り方

  軟膏やクリームなどの塗り薬をゴシゴシ擦りこんでいませんか?  塗り方の基本は、「こすらずに、薄く」 です。 力を入れて擦りこむと薬がよく効くように思われるかもしれませんが、 逆に刺激により患部を悪化させることもありますので注意が必要です。 ただし例外もあり、関節や筋肉等の痛みに使用する消炎鎮痛剤の場合は、 一部を除き擦りこむように塗ると効果的です。
  使用量は、軟膏なら少しテカテカする程度、クリームなら白い色が消える程度が目安となります。 ただし、傷の保護を目的として塗る場合は少し厚めに、皮膚のかさつき ・乾燥に対して使用する保湿剤もたっぷり塗るとよいでしょう。   塗布範囲も、広めに塗った方がいい場合と、患部だけに塗った方がいい場合があります。 例えば、水虫に使う抗真菌剤は、患部よりも広い範囲に塗るようにしてください。 逆に、発疹やかゆみ、皮膚炎などに使うステロイド剤は、なるべく正常な部分には塗らないように、 患部にのみ塗るようにしましょう。
  また残ったステロイド剤を指示された部位以外に塗るのはやめましょう。 皮膚は、場所・状態によって薬の吸収が大きく異なり、顔や外陰部、乾燥した皮膚、びらん ・潰瘍などの傷のある場合は薬の吸収がよいのでマイルドなタイプのステロイドを使用します。 医師は塗る部位や皮膚の状態を診て、お薬を処方していますので、 指示された部位以外には塗らないようにしましょう。
  このように、塗り薬の使用法は、薬によって、使用目的によって異なりますので、 分らないことは医師・薬剤師に尋ねるようにしてください。

(薬剤部 大地和樹)